公園施設をよりよく知るための研究活動について①
公園に使用される施設は、これまで、載荷実験を行い、耐力の安全性を検討している研究例がありませんでした。弊社では公園施設の安全性をより高めることを目的に、大阪工業大学のご協力の下、各種実験を行うことによって、より安全な施設を明確な根拠とともに、ご案内できるよう研究を続けています。
公園遊具の安全性に関する研究(協力:大阪工業大学 工学部 建築学科 上場教授)
公園遊具については、載荷実験を行い、耐力の安全性を検討している研究例はない。さらに腐食が存在する構造体の載荷実験の例もない。本研究では、公園の遊具を対象として載荷実験を行い、耐力と変形に関する資料を収集するとともに、梁理論に基づく剛性計算値と比較して、遊具の安全性の指針を得ようとするものである。さらに腐食のすすんだ鉄棒を対象に載荷実験を行い、その挙動を調査する。
■調査の概要
近畿圏にある某市2 か所の街区公園の遊具について実験を行う。それぞれを場所A と場所B とし、場所Aは、 ブランコ 2 台、鉄棒1台 、すべり台 1 台、回転ジャングル 1 台。場所Bは、 鉄棒(腐食あり) 1 台をサンプルとした。実験は、大阪工業大学 工学部 上場教授の指導の下で行い、実験結果は、平成22年度日本建築学会 近畿支部研究発表会にて発表され、ご評価頂きました。
■ブランコにおける荷重と変形関係の実験状況

■鉄棒における荷重と変形関係の実験状況

■日本建築学会 発表資料


